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rb_scan_args() even more. git-svn-id: svn+ssh://ci.ruby-lang.org/ruby/trunk@22424 b2dd03c8-39d4-4d8f-98ff-823fe69b080e
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234bc1d7a9
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678adc8714
3 changed files with 78 additions and 74 deletions
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@ -766,37 +766,12 @@ fdbm_s_open(int argc, VALUE *argv, VALUE klass)
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えられます.
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この配列で与えられた引数を解析するための関数がopen()でも使わ
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れているrb_scan_args()です.第3引数に指定したフォーマットに
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従い,第4変数以降に指定した変数(の参照)に値を代入してくれます.
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このフォーマットは,ABNFで記述すると以下の通りです.
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scan-arg-spec := param-arg-spec [block-arg-spec]
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param-arg-spec := pre-arg-spec [post-arg-spec] / post-arg-spec
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pre-arg-spec := num-of-leading-mandatory-args [num-of-optional-args]
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post-arg-spec := sym-for-variable-length-args [num-of-trailing-mandatory-args]
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block-arg-spec := sym-for-block-arg
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num-of-leading-mandatory-args := DIGIT ; 先頭に置かれる省略不可能な引数の数
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num-of-optional-args := DIGIT ; 続いて置かれる省略可能な引数の数
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sym-for-variable-length-args := "*" ; 続いて置かれる可変長引数を
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; Rubyの配列で取得するための指定
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num-of-trailing-mandatory-args := DIGIT ; 終端に置かれる省略不可能な引数の数
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sym-for-block-arg := "&" ; イテレータブロックを取得するための
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; 指定
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dbm.cの例では,フォーマットは"11"ですから,引数は最低1つで,2つ
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(1+1)まで許されるという意味になります.従って,フォーマット文
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字列に続いて2つの変数への参照を置く必要があります.それらには
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取得した変数がセットされます.変数への参照の代わりにNULLを指
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定することもでき,その場合は取得した引数の値は捨てられます.
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なお、省略可能引数が省略された時の変数の値はnil(C言語のレベル
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ではQnil)になります.
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れているrb_scan_args()です.第3引数に指定したフォーマットに従
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い,第4変数以降に指定したVALUEへの参照に値を代入してくれま
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す.
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最後に,引数をRubyの配列として受け取るものには
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引数をRubyの配列として受け取るメソッドの例には
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Thread#initializeがあります.実装はこうです.
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@ -1198,13 +1173,37 @@ rb_define_singleton_method(VALUE klass, const char *name, VALUE (*func)(), int a
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rb_scan_args(int argc, VALUE *argv, const char *fmt, ...)
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argc, argv形式で与えられた引数を分解する.fmtは必須引数の数,
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付加引数の数, 残りの引数があるかを指定する文字列で, "数字
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数字*"という形式である. 2 番目の数字と"*"はそれぞれ省略可
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能である.必須引数が一つもない場合は0を指定する.第3引数以
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降は変数へのポインタで, 該当する要素がその変数に格納される.
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付加引数に対応する引数が与えられていない場合は変数にQnilが
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代入される.
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argc, argv形式で与えられた指定されたフォーマットに従って引
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数を分解し,続くVALUEへの参照にセットします.このフォーマッ
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トは,ABNFで記述すると以下の通りです.
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scan-arg-spec := param-arg-spec [block-arg-spec]
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param-arg-spec := pre-arg-spec [post-arg-spec] / post-arg-spec
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pre-arg-spec := num-of-leading-mandatory-args [num-of-optional-args]
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post-arg-spec := sym-for-variable-length-args [num-of-trailing-mandatory-args]
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block-arg-spec := sym-for-block-arg
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num-of-leading-mandatory-args := DIGIT ; 先頭に置かれる省略不可能な引数の数
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num-of-optional-args := DIGIT ; 続いて置かれる省略可能な引数の数
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sym-for-variable-length-args := "*" ; 続いて置かれる可変長引数を
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; Rubyの配列で取得するための指定
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num-of-trailing-mandatory-args := DIGIT ; 終端に置かれる省略不可能な引数の数
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sym-for-block-arg := "&" ; イテレータブロックを取得するための
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; 指定
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--
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フォーマットが"12"の場合,引数は最低1つで,3つ(1+2)まで許さ
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れるという意味になります.従って,フォーマット文字列に続い
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て3つのVALUEへの参照を置く必要があります.それらには取得した
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変数がセットされます.変数への参照の代わりにNULLを指定する
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こともでき,その場合は取得した引数の値は捨てられます.なお、
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省略可能引数が省略された時の変数の値はnil(C言語のレベルでは
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Qnil)になります.
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返り値は与えられた引数の数です.イテレータブロックは数えま
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せん.
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** Rubyメソッド呼び出し
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