autogen.sh: Added Currently it just runs "autoreconf --install" --- aclocal.m4 | 4 ++-- autogen.sh | 3 +++ 2 files changed, 5 insertions(+), 2 deletions(-) create mode 100755 autogen.sh autogen.sh: Allow AUTORECONF envvar to specify the autoreconf executable --- autogen.sh | 2 +- 1 file changed, 1 insertion(+), 1 deletion(-) Improved autogen.sh * update in the source directory * make symbolic links instead of copies * forward the arguments to autoreconf as-is --- autogen.sh | 8 +++++++- 1 file changed, 7 insertions(+), 1 deletion(-) autogen.sh: Make it work with sh (not bash) --- autogen.sh | 2 +- 1 file changed, 1 insertion(+), 1 deletion(-) [DOC] Update README files to use autoreconf [ci skip] --- README.ja.md | 3 +-- README.md | 3 +-- 2 files changed, 2 insertions(+), 4 deletions(-) [DOC] Update README [ci skip] * Use `autogen.sh`. * The subversion repository is only for old versions, and secondary now. * Moved long links to footnotes. --- README.ja.md | 22 +++++++++------------- README.md | 11 +++++++---- 2 files changed, 16 insertions(+), 17 deletions(-) Use autogen.sh --- .github/workflows/baseruby.yml | 2 +- .github/workflows/check_dependencies.yml | 2 +- .github/workflows/compilers.yml | 2 +- .github/workflows/macos.yml | 2 +- .github/workflows/mjit.yml | 2 +- .github/workflows/ubuntu.yml | 2 +- 6 files changed, 6 insertions(+), 6 deletions(-) autogen.sh: Added Currently it just runs "autoreconf --install" --- aclocal.m4 | 4 ++-- autogen.sh | 3 +++ 2 files changed, 5 insertions(+), 2 deletions(-) create mode 100755 autogen.sh get rid of aclocal (#4280) --- aclocal.m4 | 47 ----------------------------------------------- configure.ac | 35 ++++++++++++++++++++++++++++++++++- 2 files changed, 34 insertions(+), 48 deletions(-)
9 KiB
Rubyとは
Rubyはシンプルかつ強力なオブジェクト指向スクリプト言語です. Rubyは純粋なオブジェクト指向言語として設計されているので, オブジェクト指向プログラミングを手軽に行う事が出来ます.もちろん普通の手続き型のプログラミングも可能です.
Rubyはテキスト処理関係の能力などに優れ,Perlと同じくらい強力です.さらにシンプルな文法と, 例外処理やイテレータなどの機構によって,より分かりやすいプログラミングが出来ます.
Rubyの特長
- シンプルな文法
- 普通のオブジェクト指向機能(クラス,メソッドコールなど)
- 特殊なオブジェクト指向機能(Mixin,特異メソッドなど)
- 演算子オーバーロード
- 例外処理機能
- イテレータとクロージャ
- ガーベージコレクタ
- ダイナミックローディング (アーキテクチャによる)
- 移植性が高い.多くのUnix-like/POSIX互換プラットフォーム上で動くだけでなく,Windows, macOS, Haikuなどの上でも動く cf. https://github.com/ruby/ruby/blob/master/doc/contributing.rdoc#platform-maintainers
入手法
サードパーティーツールを使った方法を含むRubyのインストール方法の一覧は
https://www.ruby-lang.org/ja/downloads/
を参照してください.
Git
ミラーをGitHubに公開しています. 以下のコマンドでリポジトリを取得できます.
$ git clone https://github.com/ruby/ruby.git
他のブランチの一覧は次のコマンドで見られます.
$ git ls-remote https://github.com/ruby/ruby.git
Rubyリポジトリの本来のmasterは https://git.ruby-lang.org/ruby.git にあります. コミッタはこちらを使います.
Subversion
古いRubyのバージョンのソースコードは次のコマンドでも取得できます.
$ svn co https://svn.ruby-lang.org/repos/ruby/branches/ruby_2_6/ ruby
他のブランチの一覧は次のコマンドで見られます.
$ svn ls https://svn.ruby-lang.org/repos/ruby/branches/
ホームページ
RubyのホームページのURLは
です.
メーリングリスト
Rubyのメーリングリストがあります.参加希望の方は ruby-list-request@ruby-lang.org まで本文に
subscribe
と書いて送って下さい.
Ruby開発者向けメーリングリストもあります.こちらではrubyのバグ,将来の仕様拡張など実装上の問題について議論されています. 参加希望の方は ruby-dev-request@ruby-lang.org までruby-listと同様の方法でメールしてください.
Ruby拡張モジュールについて話し合うruby-extメーリングリストと数学関係の話題について話し合うruby-mathメーリングリストと 英語でrubyについて話し合うruby-talkメーリングリストもあります.参加方法はどれも同じです.
コンパイル・インストール
以下の手順で行ってください.
-
(Gitリポジトリから取得したソースをビルドする場合)
./autogen.sh
を実行して新しくconfigure
を生成する -
configure
を実行してMakefile
などを生成する環境によってはデフォルトのCコンパイラ用オプションが付きます.
configure
オプションでoptflags=..
warnflags=..
等で上書きできます. -
(必要ならば)
include/ruby/defines.h
を編集する多分,必要無いと思います.
-
(必要ならば)
ext/Setup
に静的にリンクする拡張モジュールを指定するext/Setup
に記述したモジュールは静的にリンクされます.ダイナミックローディングをサポートしていないアーキテクチャでは
Setup
の1行目の「option nodynamic
」という行のコ メントを外す必要があります. また,このアーキテクチャで拡張モジュールを利用するためには,あらかじめ静的にリンクをしておく必要があります. -
make
を実行してコンパイルする -
make check
でテストを行う.「
check succeeded
」と表示されれば成功です.ただしテストに成功しても完璧だと保証されている訳ではありません. -
make install
以下のディレクトリを作って,そこにファイルをインストー ルします.
${DESTDIR}${prefix}/bin
${DESTDIR}${prefix}/include/ruby-${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}
${DESTDIR}${prefix}/include/ruby-${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}
${DESTDIR}${prefix}/lib
${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby
${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}
${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}
${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby
${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}
${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}
${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby
${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}
${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}
${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/gems/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}
${DESTDIR}${prefix}/share/man/man1
${DESTDIR}${prefix}/share/ri/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/system
RubyのAPIバージョンが'x.y.z'であれば,
${MAJOR}
は 'x'で,${MINOR}
は'y',${TEENY}
は'z'です.注意: APIバージョンの
teeny
は,Rubyプログラムのバージョンとは異なることがあります.root
で作業する必要があるかもしれません.
もし,コンパイル時にエラーが発生した場合にはエラーのログとマシン,OSの種類を含むできるだけ詳しいレポートを作者に送って下さると他の方のためにもなります.
移植
UNIXであれば configure
がほとんどの差異を吸収してくれるはずですが,思わぬ見落としがあった場合(ある事が多い),作者にその
ことを報告すれば,解決できる可能性があります.
アーキテクチャにもっとも依存するのはGC部です.RubyのGCは対象
のアーキテクチャがsetjmp()
またはgetcontext()
によって全てのレジスタを jmp_buf
や ucontext_t
に格納することと, jmp_buf
や ucontext_t
とスタックが32bitアラインメントされていることを仮定
しています.特に前者が成立しない場合の対応は非常に困難でしょう. 後者の解決は比較的簡単で, gc.c
でスタックをマークしている
部分にアラインメントのバイト数だけずらしてマークするコードを追加するだけで済みます.defined(__mc68000__)
で括られてい
る部分を参考にしてください.
レジスタウィンドウを持つCPUでは,レジスタウィンドウをスタックにフラッシュするアセンブラコードを追加する必要があるかもしれません.
配布条件
COPYING.ja ファイルを参照してください.
フィードバック
Rubyに関する質問は Ruby-Talk(英語)や Ruby-List(日本語) (https://www.ruby-lang.org/ja/community/mailing-lists) や, stackoverflow (https://ja.stackoverflow.com/) などのWebサイトに投稿してください.
バグ報告は https://bugs.ruby-lang.org で受け付けています.
著者
Rubyのオリジナル版は,1995年にまつもとゆきひろ氏によって設計・開発されました.