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Updated Japanese README to follow up latest README.rdoc.

Signed-off-by: Konstantin Haase <konstantin.mailinglists@googlemail.com>
This commit is contained in:
Kouhei Yanagita 2010-10-14 11:59:57 +09:00 committed by Konstantin Haase
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commit 4fd9aeb83f

View file

@ -79,6 +79,9 @@ Sinatraでは、ルートはHTTPメソッドとURLマッチングパターンが
"Hello, #{c}!"
end
=== 条件
ルートにはユーザエージェントのようなさまざまな条件を含めることができます。
get '/foo', :agent => /Songbird (\d\.\d)[\d\/]*?/ do
@ -89,6 +92,58 @@ Sinatraでは、ルートはHTTPメソッドとURLマッチングパターンが
# Matches non-songbird browsers
end
ほかに+host_name+と+provides+条件が利用可能です:
get '/', :host_name => /^admin\./ do
"Admin Area, Access denied!"
end
get '/', :provides => 'html' do
haml :index
end
get '/', :provides => ['rss', 'atom', 'xml'] do
builder :feed
end
独自の条件を定義することも簡単にできます:
set(:probability) { |value| condition { rand <= value } }
get '/win_a_car', :probability => 0.1 do
"You won!"
end
get '/win_a_car' do
"Sorry, you lost."
end
=== 戻り値
ルートブロックの戻り値は、HTTPクライアントまたはRackスタックでの次のミドルウェアに渡されるレスポンスボディを決定します。
これは大抵の場合、上の例のように文字列ですが、それ以外の値も使用することができます。
Rackレスポンス、Rackボディオブジェクト、HTTPステータスコードのいずれかとして
妥当なオブジェクトであればどのようなオブジェクトでも返すことができます:
* 3要素の配列: <tt>[ステータス(Fixnum), ヘッダ(Hash), レスポンスボディ(#eachに応答する)]</tt>
* 2要素の配列: <tt>[ステータス(Fixnum), レスポンスボディ(#eachに応答する)]</tt>
* <tt>#each</tt>に応答し、与えられたブロックに文字列を渡すオブジェクト
* ステータスコードを表現するFixnum
そのように、例えばストリーミングの例を簡単に実装することができます:
class Stream
def each
100.times { |i| yield "#{i}\n" }
end
end
get('/') { Stream.new }
== 静的ファイル
静的ファイルは<tt>./public</tt>ディレクトリから配信されます。
@ -146,6 +201,19 @@ hamlを使うにはhamlライブラリが必要です:
<tt>./views/index.erb</tt>を表示します。
=== Erubis
erubisテンプレートを表示するには、erubisライブラリが必要です:
## erubisを読み込みます
require 'erubis'
get '/' do
erubis :index
end
<tt>./views/index.erubis</tt>を表示します。
=== Builder テンプレート
builderを使うにはbuilderライブラリが必要です:
@ -196,6 +264,173 @@ see {Options and Configurations}[http://www.sinatrarb.com/configuration.html],
sass :stylesheet, :sass_options => {:style => :expanded } # 上書き
end
=== Scss テンプレート
Scssテンプレートを使うにはsassライブラリが必要です:
## hamlかsassを読み込みます
require 'sass'
get '/stylesheet.css' do
scss :stylesheet
end
<tt>./views/stylesheet.scss</tt>を表示します。
{Sass' options}[http://sass-lang.com/docs/yardoc/file.SASS_REFERENCE.html#options]
はSinatraの設定でグローバルに設定することができます。
see {Options and Configurations}[http://www.sinatrarb.com/configuration.html],
を参照してそれぞれ設定を上書きして下さい。
set :scss, :style => :compact # デフォルトのScss styleは:nested
get '/stylesheet.css' do
scss :stylesheet, :style => :expanded # 上書き
end
=== Less テンプレート
Lessテンプレートを使うにはlessライブラリが必要です:
## lessを読み込みます
require 'less'
get '/stylesheet.css' do
less :stylesheet
end
<tt>./views/stylesheet.less</tt>を表示します。
=== Liquid テンプレート
Liquidテンプレートを使うにはliquidライブラリが必要です:
## liquidを読み込みます
require 'liquid'
get '/' do
liquid :index
end
<tt>./views/index.liquid</tt>を表示します。
LiquidテンプレートからRubyのメソッド(+yield+を除く)を呼び出すことができないため、
ほぼ全ての場合にlocalsを指定する必要があるでしょう:
liquid :index, :locals => { :key => 'value' }
=== Markdown テンプレート
Markdownテンプレートを使うにはrdiscountライブラリが必要です:
## rdiscountを読み込みます
require "rdiscount"
get '/' do
markdown :index
end
<tt>./views/index.markdown</tt>を表示します。(+md+と+mkd+も妥当な拡張子です)
markdownからメソッドを呼び出すことも、localsに変数を渡すこともできません。
それゆえ、他のレンダリングエンジンとの組み合わせで使うのが普通です:
erb :overview, :locals => { :text => markdown(:introduction) }
他のテンプレートからmarkdownメソッドを呼び出してもよいことに注意してください:
%h1 Hello From Haml!
%p= markdown(:greetings)
=== Textile テンプレート
Textileテンプレートを使うにはRedClothライブラリが必要です:
## redclothを読み込みます
require "redcloth"
get '/' do
textile :index
end
<tt>./views/index.textile</tt>を表示します。
textileからメソッドを呼び出すことも、localsに変数を渡すこともできません。
それゆえ、他のレンダリングエンジンとの組み合わせで使うのが普通です:
erb :overview, :locals => { :text => textile(:introduction) }
他のテンプレートからtextileメソッドを呼び出してもよいことに注意してください:
%h1 Hello From Haml!
%p= textile(:greetings)
=== RDoc テンプレート
RDocテンプレートを使うにはRDocライブラリが必要です:
## rdocを読み込みます
require "rdoc"
get '/' do
rdoc :index
end
<tt>./views/index.rdoc</tt>を表示します。
rdocからメソッドを呼び出すことも、localsに変数を渡すこともできません。
それゆえ、他のレンダリングエンジンとの組み合わせで使うのが普通です:
erb :overview, :locals => { :text => rdoc(:introduction) }
他のテンプレートからrdocメソッドを呼び出してもよいことに注意してください:
%h1 Hello From Haml!
%p= rdoc(:greetings)
=== Radius テンプレート
Radiusテンプレートを使うにはradiusライブラリが必要です:
## radiusを読み込みます
require 'radius'
get '/' do
radius :index
end
<tt>./views/index.radius</tt>を表示します。
RadiusテンプレートからRubyのメソッド(+yield+を除く)を呼び出すことができないため、
ほぼ全ての場合にlocalsを指定する必要があるでしょう:
radius :index, :locals => { :key => 'value' }
=== Markaby テンプレート
Markabyテンプレートを使うにはmarkabyライブラリが必要です:
## markabyを読み込みます
require 'markaby'
get '/' do
markaby :index
end
<tt>./views/index.mab</tt>を表示します。
=== CoffeeScript テンプレート
CoffeeScriptテンプレートを表示するにはcoffee-scriptライブラリと`coffee`バイナリが必要です:
## coffee-scriptを読み込みます
require 'coffee-script'
get '/application.js' do
coffee :application
end
<tt>./views/application.coffee</tt>を表示します。
=== インラインテンプレート
@ -245,7 +480,7 @@ see {Options and Configurations}[http://www.sinatrarb.com/configuration.html],
%div.title Hello world!!!!!
注意: sinatraをrequireするファイル内で定義されたファイル内テンプレートは自動的に読み込まれます。
他のファイルで定義されているテンプレートを使うには <tt>use_in_file_templates!</tt>メソッドで指定します
他のファイルで定義されているテンプレートを使うには <tt>enable :inline_templates</tt>を明示的に呼んでください
=== 名前付きテンプレート
@ -264,7 +499,7 @@ see {Options and Configurations}[http://www.sinatrarb.com/configuration.html],
end
「layout」というテンプレートが存在する場合、そのテンプレートファイルは他のテンプレートが
表示される度に使用されます。<tt>:layout => false</tt>.することでlayoutsを無効にできます。
表示される度に使用されます。<tt>:layout => false</tt>することでlayoutsを無効にできます。
get '/' do
haml :index, :layout => !request.xhr?
@ -301,12 +536,36 @@ beforeフィルタはリクエストされたコンテキストを実行する
params[:splat] #=> 'bar/baz'
end
afterフィルタは同じコンテキストにあるリクエストの後に評価され、
同じくリクエストとレスポンスを変更することができます。
beforeフィルタとルートで設定されたインスタンス変数は、
afterフィルタからアクセスすることができます:
after do
puts response.status
end
フィルタにはオプションとしてパターンを渡すことができ、
この場合はリクエストのパスがパターンにマッチした場合のみフィルタが評価されます:
before '/protected/*' do
authenticate!
end
after '/create/:slug' do |slug|
session[:last_slug] = slug
end
== 強制終了
ルートかbeforeフィルタ内で直ちに実行を終了する方法:
halt
ステータスを指定することができます:
halt 410
body部を指定することもできます ...
halt 'ここにbodyを書く'
@ -315,6 +574,10 @@ body部を指定することもできます ...
halt 401, '立ち去れ!'
ヘッダを指定:
halt 402, {'Content-Type' => 'text/plain'}, 'リベンジ'
== パッシング(Passing)
ルートは<tt>pass</tt>を使って次のルートに飛ばすことができます:
@ -386,13 +649,13 @@ body部を指定することもできます ...
...
end
環境変数<tt>:production</tt>(RACK_ENV環境変数) がセットされている時だけ実行する方法:
環境(RACK_ENV環境変数)が<tt>:production</tt>に設定されている時だけ実行する方法:
configure :production do
...
end
環境変数<tt>:production</tt> か<tt>:test</tt>の場合に設定する方法:
環境が<tt>:production</tt>か<tt>:test</tt>の場合に設定する方法:
configure :production, :test do
...
@ -415,7 +678,7 @@ body部を指定することもできます ...
=== エラー
+error+ ハンドラーはルートブロックかbeforeフィルタ内で例外が発生した時はいつでも発動します。
block or before filter. 例外オブジェクトはRack変数<tt>sinatra.error</tt>から取得されます。
例外オブジェクトはRack変数<tt>sinatra.error</tt>から取得できます。
error do
'エラーが発生しました。 - ' + env['sinatra.error'].name
@ -437,6 +700,23 @@ block or before filter. 例外オブジェクトはRack変数<tt>sinatra.error</
エラーメッセージ... 何かがまずかったようです
あるいは、ステータスコードに対応するエラーハンドラを設定することもできます:
error 403 do
'Access forbidden'
end
get '/secret' do
403
end
範囲指定もできます:
error 400..510 do
'Boom'
end
開発環境として実行している場合、Sinatraは特別な<tt>not_found</tt>と<tt>error</tt>ハンドラーを
インストールしています。
@ -447,6 +727,10 @@ block or before filter. 例外オブジェクトはRack変数<tt>sinatra.error</
mime_type :foo, 'text/foo'
これはcontent_typeヘルパで利用することができます:
content_type :foo
== Rackミドルウェア
SinatraはRack[http://rack.rubyforge.org/]というRubyのWEBフレームワーク用の
@ -553,16 +837,133 @@ Sinatra::Baseのサブクラスで使えるメソッドはトップレベルのD
{Sinatra::Delegator mixin}[http://github.com/sinatra/sinatra/blob/master/lib/sinatra/base.rb#L1064]
{included into the main namespace}[http://github.com/sinatra/sinatra/blob/master/lib/sinatra/main.rb#L25].
=== Sinatraをミドルウェアとして利用する
Sinatraは他のRackミドルウェアを利用することができるだけでなく、
全てのSinatraアプリケーションは、それ自体ミドルウェアとして別のRackエンドポイントの前に追加することが可能です。
このエンドポイントには、別のSinatraアプリケーションまたは他のRackベースのアプリケーション(Rails/Ramaze/Camping/...)が用いられるでしょう。
require 'sinatra/base'
class LoginScreen < Sinatra::Base
enable :session
get('/login') { haml :login }
post('/login') do
if params[:name] = 'admin' and params[:password] = 'admin'
session['user_name'] = params[:name]
else
redirect '/login'
end
end
end
class MyApp < Sinatra::Base
# middleware will run before filters
use LoginScreen
before do
unless session['user_name']
halt "Access denied, please <a href='/login'>login</a>."
end
end
get('/') { "Hello #{session['user_name']}." }
end
== スコープとバインディング
現在のスコープはどのメソッドや変数が利用可能かを決定します。
=== アプリケーション/クラスのスコープ
全てのSinatraアプリケーションはSinatra::Baseのサブクラスに相当します。
もしトップレベルDSLを利用しているならば(<tt>require 'sinatra'</tt>)このクラスはSinatra::Applicationであり、
そうでなければ、あなたが明示的に作成したサブクラスです。
クラスレベルでは`get`や`before`のようなメソッドを持っています。
しかし`request`オブジェクトや`session`には、全てのリクエストのために1つのアプリケーションクラスが存在するためアクセスできません。
`set`によって作られたオプションはクラスレベルのメソッドです:
class MyApp < Sinatra::Base
# Hey, I'm in the application scope!
set :foo, 42
foo # => 42
get '/foo' do
# Hey, I'm no longer in the application scope!
end
end
次の場所ではアプリケーションスコープバインディングを持ちます:
* アプリケーションのクラス本体
* 拡張によって定義されたメソッド
* `helpers`に渡されたブロック
* `set`の値として使われるProcまたはブロック
このスコープオブジェクト(クラス)は次のように利用できます:
* configureブロックに渡されたオブジェクト経由(<tt>configure { |c| ... }</tt>)
* リクエストスコープの中での`settings`
=== リクエスト/インスタンスのスコープ
やってくるリクエストごとに、あなたのアプリケーションクラスの新しいインスタンスが作成され、全てのハンドラブロックがそのスコープで実行されます。
このスコープの内側からは`request`や`session`オブジェクトにアクセスすることができ、`erb`や`haml`のような表示メソッドを呼び出すことができます。
リクエストスコープの内側からは、`settings`ヘルパによってアプリケーションスコープにアクセスすることができます。
class MyApp << Sinatra::Base
# Hey, I'm in the application scope!
get '/define_route/:name' do
# Request scope for '/define_route/:name'
@value = 42
settings.get("/#{params[:name]}") do
# Request scope for "/#{params[:name]}"
@value # => nil (not the same request)
end
"Route defined!"
end
end
次の場所ではリクエストスコープバインディングを持ちます:
* get/head/post/put/delete ブロック
* before/after フィルタ
* helper メソッド
* テンプレート/ビュー
=== デリゲートスコープ
デリゲートスコープは、単にクラススコープにメソッドを転送します。
しかしながら、クラスのバインディングを持っていないため、クラススコープと全く同じふるまいをするわけではありません:
委譲すると明示的に示されたメソッドのみが利用可能であり、またクラススコープと変数/状態を共有することはできません(注: 異なった`self`を持っています)。
<tt>Sinatra::Delegator.delegate :method_name</tt>を呼び出すことによってデリゲートするメソッドを明示的に追加することができます。
次の場所ではデリゲートスコープを持ちます:
* もし<tt>require "sinatra"</tt>しているならば、トップレベルバインディング
* `Sinatra::Delegator` mixinでextendされたオブジェクト
コードをご覧ください: ここでは
{Sinatra::Delegator mixin}[http://github.com/sinatra/sinatra/blob/ceac46f0bc129a6e994a06100aa854f606fe5992/lib/sinatra/base.rb#L1128]
は{main 名前空間にincludeされています}[http://github.com/sinatra/sinatra/blob/ceac46f0bc129a6e994a06100aa854f606fe5992/lib/sinatra/main.rb#L28].
== コマンドライン
Sinatraアプリケーションは直接実行できます。
ruby myapp.rb [-h] [-x] [-e ENVIRONMENT] [-p PORT] [-s HANDLER]
ruby myapp.rb [-h] [-x] [-e ENVIRONMENT] [-p PORT] [-o HOST] [-s HANDLER]
オプション:
-h # ヘルプ
-p # ポート指定(デフォルトは4567)
-o # ホスト指定(デフォルトは0.0.0.0)
-e # 環境を指定 (デフォルトはdevelopment)
-s # rackserver/handlerを指定 (デフォルトはthin)
-x # mutex lockを付ける (デフォルトはoff)